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Ricardo Abril
Family Errands(家族の用事)

Photographer

Ricardo Abril

Country

Brazil

Description

ブラジリアの歴史ある地区、ヴィラ・プラナウトで撮影した一枚です。このスナップショットは、家族の日常のひとときを自然なかたちで捉えています。
静かで人影の少ない通りと、自分たちの時間に集中する家族との対比が、穏やかさと現代社会の慌ただしさが同居する空気を生み出しています。
女性を中心とした家族の並びと、ベビーカーを押す幼い男の子の姿は、家族の役割が時代とともに変化し続けていることを映し出しています。
彼らはカメラのすぐそばを通り過ぎながらも、自分たちの世界に意識を向け、撮影されていることには気づいていません。
これは、ごくありふれた日常の一場面でありながら、伝統ある街並みの中で少しずつ変化していく家族の姿や暮らしのリズムを静かに物語っています。

Biography

リカルド・アブリルは、ブラジル・クリチバ出身、ブラジリアを拠点に活動する写真家です。
映画とデザインのバックグラウンドを持ち、人間や文化、行動への関心を出発点として、日常の中から視覚的な物語を紡ぐことを目指しています。
彼の作品は、ドキュメンタリーと詩情のあいだを行き来しながら、都市の日常に潜む幻想性や美しさを見出し、そこで出会う風景や人々が呼び起こす感情を表現しています。
彼にとって写真とは、この世界とつながり、「今、この瞬間」に存在するための方法であり、外の世界へ眼差しを向けながら、自身の視覚世界を築いていく営みでもあります。

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